会期:2023年5月10日(水)〜12日(金)
会場:長崎ブリックホール
2000年4月、大阪大学・工技院大阪工業技術研究所・デルフト工科大学・ユトレヒト大学およびオランダ王立科学芸術アカデミーとの緊密な協力関係のもとで、日蘭友好400周年記念行事の一環として、日本への理化学の移植に多大の貢献を果たしたハラタマ博士の功績を記念し、同博士の名前を冠したハラタマワークショップが開催された。会議の主題は日蘭両国で最も関心の高い持続可能な社会への挑戦であり、化学と化学技術が持続可能な社会の実現にどのように寄与できるかに焦点を絞り、エネルギー・環境と化学技術、精密化学と触媒、グリーンケミストリー の三領域について実りある討議が行われた。
その後、このような特色ある会議の趣旨を引き継ぎ、関連分野における日蘭両国の先導的地位を確立すると共に、関連分野の発展に寄与することを目指して、2003年オランダ、2006年淡路島、2009年オランダ、2013年東京、2017年フローニンゲンと、過去6回開催されてきた。長崎では1857年に医学伝習所(長崎大学医学部の前身)が設立され、1861年に養生所と医学所と並んで設置、1864年に養生所内に分析究理所(長崎大学薬学部の前身)が設けられ、この分析究理所にハラタマ博士が招聘されている。この様な経緯があり、
今回、2023年にハラタマワークショップ2023を長崎で開催するに至った。
従来の 6 回にわたるハラタマワークショップと同様に、21世紀の人類社会の繁栄のために化学と化学技術、バイオ技術がどのように貢献できるかを主題として討議する。最先端の情報を共有し、将来の展望と目標を明確にする。主要項目は下記の通りである。
第7回ハラタマワークショップにおいて、厳正な審査を行った結果、37件のポスター発表の中から、以下の3件に学生ポスター発表賞を授与し、表彰いたしました。受賞された皆様、誠におめでとうございます。 Photo
〒852-8521
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長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科(薬学系)
石原 淳
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山吉 麻子
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